鐘に血を塗った話

  • 2019.02.24 Sunday
  • 21:30

高校の図書室にあった「寺田寅彦全集」(岩波書店)は写真や図が無いせいか、とっつきにくい本の一つでした。あらためて「寺田寅彦全集」を読み返してみると、とてもおもしろい本であることがわかるようなりました。

 

全集の第五巻を読み進めていると、鐘に関する興味深い文章がありました。それは、昔の中国では鐘を鋳た後に牛羊の鮮血を塗ったとのことです。出来たばかりの鐘に血を塗る意味はどういうことなのか興味深く読み進めてみますと、犠牲の血によって祭り清めるという宗教的意義の他に、特に割れ目に血を塗るということは、鐘の欠点を補正する意味があったのではないかとのことです。大きい割れ目は難しいとしてもミクロンの割れ目なら血で充填し乾燥することで鐘の正常な定常振動を回復するだろうと推測しています。昔の人が行っていたという意味不明の儀式でも、何か原因があってのことだと考えさせられました。

 

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6年前、鐘楼堂倒壊した際の梵鐘の傷

 

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修復後の梵鐘。傷の修復・クリーニングしたおかげで音色が良くなったように感じます。

 

この読み物で思い出したのは車のボディの傷消し補修剤です。説明を読むと樹脂が傷を埋めて被膜をつくるとありました。補修する材料は違いますが、考え方は昔も今も一緒だと思いました。約3,4年前に車のボディに傷消しの補修剤を塗ったことがありましたが、再び細かい傷が増え出してきたので時間があればやってみたいものです。

 

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梵鐘のすす払い

  • 2018.12.29 Saturday
  • 19:00

鐘楼堂の天井から吊り下げられている梵鐘は、色が黒いせいか汚れが目立ちません。近づいてよく見ると梵鐘の凹凸の部分に黄緑色の花粉が付着しているのがわかります。一昨年に行った梵鐘用の汚れ落としの効果が続いているので、すす払い用の箒で掃除するだけにしました。

 

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矢印の部分に黄緑色の花粉が付着しやすい。

 

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すす払いが終わった後の梵鐘

梵鐘の不思議

  • 2018.01.22 Monday
  • 21:00

昨年の12月下旬、朝4時から始まるラジオ深夜便で梵鐘を造る社長さんのお話がありました。

朝晩と梵鐘を鳴らしている私にとって興味深い内容でしたのですぐにメモを取った次第です。

 

その内容とは、梵鐘には音の聞こえないポイントがあるとのこと。

この話は「本当?」とツッコミを入れたくなるほど衝撃的な内容でした。

 

社長さんがおっしゃるには、アインシュタインが日本に来た時、「あの梵鐘の真ん中に音の消える場所が1ポイントある」という話をし、実際、梵鐘の真ん中に入って音が鳴らない所がありみんなをビックリさせたといいます。

 

音の消える場所の説明では、梵鐘は撞木で撞かれると湾曲して音が鳴り、楕円運動するとのことです。この楕円運動の真ん中に静かな場所ができるそうで、大きな梵鐘にも小さな梵鐘にも音の消えるポイントがあるといいます。

 

本当にそのようなことがあるのか実際に試してみました!

 

まず梵鐘の撞座を撞木で撞いた後、ぐるっと周ってみました。すると下の写真のように音が弱くなるポイントが4カ所あることがわかりました。おそらくこれがラジオで言っていた梵鐘が湾曲して音が鳴る楕円運動の証明になると思います。

 

次に梵鐘の真ん中に立ってみますと、音が非常に弱くなるポイントがあることがわかりました。もしかするとアインシュタインが言っていた音の消える場所なのかもしれません。

 

それにしても、梵鐘を見ただけで音が消える場所がわかってしまうアインシュタインは凄いですね。

 

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私が理解した範囲で図解してみました。もしかすると間違っているかもしれません。

梵鐘のすす払い

  • 2017.12.25 Monday
  • 21:00

鐘楼堂の天井から吊り下げられている梵鐘は、色が黒いせいか汚れが目立ちません。しかし、近づいてよく見ると黄緑色の花粉が付着しているのがわかります。昨年は梵鐘用の汚れ落としでかなり綺麗にしましたので今回はすす払い用の箒で掃除するだけにしました。

 

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黄緑色になっている所が花粉が溜まったところです。

 

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ほうきですす払いをした後の梵鐘

倒壊した鐘楼堂を受け止めた木

  • 2017.06.29 Thursday
  • 21:00

2013年4月に倒壊した鐘楼堂を受け止めた木に、新たな芽が生えているのを見つけました。

鐘楼堂を受け止めたせいで木は半分になってしまいましたが、植物の生きる力を見せて頂いた一日でした。

 

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2013年の鐘楼堂倒壊を受け止めた側の木は折れてしまい、今は半分になっています。

 

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細い枝から生える芽

 

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倒壊した鐘楼堂を受け止める痛々しい姿

 

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よく落ちなかったものだと今でも思います。

梵鐘の磨き

  • 2016.12.29 Thursday
  • 22:30

今日は除夜の鐘に向けて梵鐘を磨きました。梵鐘の色は黒いので遠目には汚れているようには見えませんが、よく目を凝らしてみると黄緑色の花粉が付着しており、音に影響は無いとはいえ毎日鳴らしている者にとってあまりいい感じがしません。

 

早速、脚立に乗り、先にほうきのようなもので花粉を取り除いた後、専用の磨き液を使い古した布につけて磨き上げました。綺麗に仕上がった梵鐘を眺め、除夜の鐘が楽しみになってきました。

 

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梵鐘専用の磨き液

 

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磨く前の梵鐘

写真ですと、光の関係で綺麗なように見えますが、実際は花粉等が付着して見た目が良くありませんでした。

 

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磨いた後の梵鐘

花粉を取り除き、磨き液の効果で梵鐘に黒みが増しました。

 

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凹凸部分の磨きはなかなか難しかったです。

 

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とてもいい具合に磨けました。

 

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布半分が真っ黒

 

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梵鐘の撞木の微調整

  • 2016.04.14 Thursday
  • 20:00
昨年の10月に梵鐘の撞木の微調整をしましたが、半年も経つと金具がずれて音の響きが悪くなってきました。本日、修理が上手なMさんとHさんが午前中に来山。撞木が梵鐘の撞座に当たって良い音になるよう、金具やボルトの増し締め等の調整をして頂きました。午後5時に梵鐘を鳴らしたところ、音に深みがあってとても良い響きでした。これからも朝夕、一生懸命に鳴らしていこうと思います。

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調整を終えた撞木と梵鐘

梵鐘のすす払い

  • 2015.12.29 Tuesday
  • 16:00
鐘楼堂の天井から吊り下げられている梵鐘は、色が黒いせいか汚れが目立ちません。しかし、近づいてよく見ると黄緑の花粉のようなものが付着しているのがわかります。梵鐘用の汚れ落としや水拭きをするまでもなく払えば落ちるので、すす払い用の箒で掃除してみました。

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梵鐘のすす払い

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何となく綺麗になった梵鐘

除夜の鐘のお知らせ

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来山お待ちしております。

撞木の位置の微調整

  • 2015.10.10 Saturday
  • 21:00
梵鐘の音を左右する撞木(しゅもく)の位置を微調整しました。
以前は少し高めの音でしたが、今回の微調整によって低音が響くようになりました。
梵鐘は朝6時、夕6時に鳴らしています。
時間がありましたら聴いてみて下さい。

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瑞雲寺の梵鐘

1年後の鐘楼堂と梵鐘

  • 2014.12.23 Tuesday
  • 18:00
昨年の12月21日は、瑞雲寺鐘楼堂の落慶式がありました。
鐘楼堂が完成してから一年間、朝六時夕方五時と梵鐘を鳴らしてまいりました。
この一年の間、強い風の日が幾度となくありましたが、建物はびくともしておりません。
鐘楼堂倒壊時、梵鐘にひびが入ったのではと危惧しておりましたが、一年間鳴らし続けてみて、音色は益々良くなっているのではないかと思えるほどです。

12月31日は除夜の鐘です。
夜の11時からの祈祷後より、鳴らし始める予定です。
それでは皆様のお越しをお待ちしております。

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1年後の鐘楼堂

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梵鐘の音色はとても良好です。私個人的にはちょうどこの大きさの梵鐘がいいように感じます。



明日は、テレビ朝日(※宮城ですと東日本放送)ナニコレ珍百景で丸森が映りますので、ぜひ見て下さい。

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