高祖降誕会

2020.01.26 Sunday

今日は高祖(こうそ)降誕会(ごうたんえ)でした。

 

降誕会とは大本山永平寺(※福井県)をお開きになられた道元禅師さまが誕生された日を祝う法会(ほうえ)のことをいいます。道元禅師さまは鎌倉時代の1200(正治二)年1月26日(陰暦1月2日)京都で誕生されました。今年で生誕820年目になります。

 

道元禅師さまが、仏の教えを学ぼうとされたのは、8歳のころ起居を共にしていた母親の死がきっかけでした。亡き母にたむけられた香煙の立ちのぼっては消えていく様子をきっかけに、仏道の世界へ心を傾けられていきました。

 

修行に励んでいるうちに、「人々は、生まれながらにして仏であるならば、なぜ仏に成る為の修行をするのか?」という疑問を持たれ、解決する為に建仁寺で禅風を学び、二十四歳の時に宋に渡り、如浄禅師に師事、二十八歳で帰国して曹洞宗の礎を築かれました。

 

午前10時過ぎより須弥壇に湯・菓・茶をお供えし御誕生を祝う法会を行いました。

関連する記事