憎たらしい程の生命力

  • 2011.04.16 Saturday
  • 19:00

ここ2、3日の暖かさで一気に開花した桜。ピンクの花びらは見ている人の心に安らぎを与えてくれます。この季節は桜に目を奪われがちですが、私は地面に生えるスギナ(別名:ジゴクグサ)という植物が好きです。(※以前は嫌いでした)

このスギナはつくしが子孫を残すために胞子を飛ばした後に生える植物のことです。数年前スギナの生命力に驚かされたことがありました。かつて本堂の前は土だったのですが、車で来る方が増えてきたのもあって、ちょうど10年ほど前、アスファルトを敷きました。アスファルトを敷いて便利になったと言ってくれる方が増えてうれしかったのですが、逆に困ったことが出てきました。それはアスファルトを突き破って芽を出すスギナです。境内を掃除する時、スギナの芽を摘むのですが、時が経つとまた芽が出てくるのです。強力な除草剤をかけたって地面を掘ったって無理でした。それもそのはず広島に原爆が落とされ、約60年間は草木一本生えないといわれた焼け野原で一番目に顔を出したのがスギナだったくらいですから。このスギナという植物はふてぶてしい程生命力が強いのです。(※寒さ暑さにも滅法強いらしいです。)

ある日、岡本真夜さんのヒット曲「トゥモロー」の冒頭に「涙の数だけ強くなれるよ、アスファルトに咲く花のように、見るものすべてに怯えないで、明日は来るよ、君のために」を聴いていたら、私は「芽を摘んでも摘んでも強力な除草剤をかけても生えてくるスギナの生命力ってすごいんじゃないか?」と思い、なんだかスギナがいじらしくなって、「おまえも頑張るんだよ!」とそのままにしていたらアスファルトがボコボコになった苦い思い出があります。

この憎たらしい程生命力の強いスギナがなぜアスファルトを突き破るのか、ある工務店の方に聞きましたら、アスファルトを構成する物質はわずかな力でも継続して与えれば徐々に変形していくそうで、この現象をクリープ現象と言うそうです。スギナの芽の力自体は弱いのですが、継続してアスファルトに力を与えると最終的には突き破ってしまうそうです。

今、日本は大震災の影響で大変なことになっていますが、スギナの芽ように弱い力でも押し続ければアスファルトを突き破る日、私たちにとっては復興する日が必ず来ると信じています。つらい日々が続くと思いますが、スギナ魂で少しでも進んで行ければと、今朝アスファルトを突き破るスギナの芽を見て感じました。


地面に生えているスギナ


アスファルトを突き破って芽を出すスギナ。別名:ジゴクグサというだけあって地獄でも生き抜く程の生命力だそうです。


なんとか対策を打たないと凄いことに・・・・今までこのスギナに何度敗北を喫していることか。今ではあきらめて好きになりました。


家の駐車場はスギナでボコボコになりつつあります。この状況を見て好きかと言われると、ちょっと複雑な心境の私です。


アスファルトと石の隙間に芽を出すスギナ。周りに仲間もいない状況でどうやって生きるのだろうか?


春の息吹を感じさせるおびただしいつくし。


スギナ魂で、大震災を乗り切ろう!

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