迫の道祖神
2012.02.29 Wednesday
昨日は天気も良く春が近づくのかなと思えば、今日は雪。2月を振り返ってみると、寒暖の差が激しかった為、体調を崩した印象が強い月でした。特に中旬の寒さにはまいってしまいました。寒さの為、体調は良いとはいえないながらも、丸森の巨石伝説「迫の道祖神」のページを作成しました。お時間がありましたら見てください。
迫の道祖神
宮城県丸森町にある曹洞宗のお寺、金龍山瑞雲寺のブログ
2012.02.29 Wednesday
昨日は天気も良く春が近づくのかなと思えば、今日は雪。2月を振り返ってみると、寒暖の差が激しかった為、体調を崩した印象が強い月でした。特に中旬の寒さにはまいってしまいました。寒さの為、体調は良いとはいえないながらも、丸森の巨石伝説「迫の道祖神」のページを作成しました。お時間がありましたら見てください。
迫の道祖神
2012.02.28 Tuesday
朝6時の梵鐘を鳴らし終えた後、南東方向に噴煙のような雲が見えたので撮影してみました。
朝日が昇る前のありきたりな風景ですが・・・よく目をこらしてみると・・・
なにやら噴煙のようなものが見えます。どうやら方角は鹿狼山と五社壇の間のようです。
謎の煙は鹿狼山と五社壇の間から見えたので、地図上で確認してみましたら、なんと新地の火力発電所の煙であることがわかりました。
角田の衛生センターの煙突からまっすぐに立ち昇った煙。
今朝は珍しく風が無かったので両方の煙を見ることができました。
2012.02.19 Sunday
2月13日から17日まで東京にある曹洞宗宗務庁にて4泊5日の研修がありました。今年で3年目の研修でしたが、全国から集まったお坊様方のお話を聞くことができ新しい刺激を受けることができました。
さて、2月15日に行われる涅槃会は研修道場にて行われましたが、瑞雲寺でも涅槃図を掛けて行事を執り行いました。涅槃会とは、お釈迦さまが80歳でお亡くなりになられた2月15日に法要を行うことです。お釈迦さまは、お亡くなりになるまで須跋陀羅(しゅばつだら)という老僧を教化されましたが、常に自分を省みず人の為に法を説かれました。自分自身を省みることの無い生涯をクシャナーラの沙羅双樹(さらそうじゅ)のもとでとじられたのです。ちなみに、お釈迦さまがお亡くなりになられた光景を絵にしたのが涅槃図です。
この涅槃図を見ていつも気になるものがありました。それは木にかけられた赤い謎の袋です。
瑞雲寺にある涅槃図 赤丸に注目!
赤い袋の拡大図 よく見ると木にかけられているのではなく錫杖(しゃくじょう)にかけられているのがわかります。
今回曹洞宗宗務庁の研修に参加して、興味深いパンフレットを頂いてまいりました。そのパンフレットの題名は「涅槃図 構図に込められた祈りと願い」と題して、涅槃図の詳しい説明が載っていました。この謎の赤い袋にも詳しい説明がありましたので載せてみたいと思います。
「お釈迦さまの枕元の木に描かれている赤い袋が、摩耶夫人(お釈迦様のお母さん)がお釈迦さまのために投じた薬の入った袋です。「投薬」という言葉はこの故事が元になったとも言われています。この薬は摩耶夫人の願いもむなしく、お釈迦さまに届く前に木に引っかかってしまいました。
なお、この袋の背後に錫杖が描かれていることから、当時の僧侶が許されていた最低限の持ち物(三つのお袈裟と一つの器)を入れたものであるとも言われています。」
掛け軸をただ見るだけではなく、細かい所にも注目して見るのも中々面白いものだと涅槃会を通じて思いました。
2012.02.12 Sunday
先月の25日に、うるう年の迷信について掲載致しました。2月はうるう日がある月ですので、もう一度掲載したいと思います。
今年平成24年はうるう年です。うるう年になると必ず何軒か電話で「今年は法事をしていけないのですか?」「仏壇は買っていいのでしょうか?」「お墓は建てない方がいいのでしょうか?」という質問がきます。瑞雲寺では、「うるう年だからといって法事をしてはいけないというのは迷信です」と答えています。
その理由は、昔、九州のある藩主が、うるう年には仏壇の購入を禁止する布令を出したことから生まれた「迷信」とされているからです。
旧暦によるうるう年では一年は13ヶ月(平年の12ヶ月+うるう月の1ヶ月)となります。ところが、うるう年だからといって藩主が家臣に与える禄高は変わりません。うるう年には、通常の一年である12ヶ月の禄高で、13ヶ月を暮さなければならなかったのです。どうしても節約をせまられます。うるう年には仏壇を購入するなという布令は、家臣たちの生活の苦しさをやわらげるための苦肉の策であったのです。
これが今に伝わって、うるう年には法事をしてはいけないとか、仏壇は買うべきでないとか、墓石は建てない、などとする言い伝えとなったというわけです。
今年(平成24年、西暦2012年)は、新暦のうるう年です。周知のとおり、新暦のうるう年では、二月が一日だけ増えるだけですし、上記の理由からも、「うるう年には法事をしてはいけないとか、仏壇は買うべきではないとか、墓石は建てない、などとする言い伝えは誤り」だということが理解されるでしょう。(※参考:「仏事の基礎知識」藤井正雄著 講談社)
2012.02.03 Friday
今日は立春の前日である節分です。
昨日積もった雪の為か、今朝は本当に寒い朝で道路もツルツルでした。
こういう寒い日の朝というのは、太陽が昇る頃、素晴らしい風景になることが多いように思います。
午後19時、瑞雲寺本堂にて豆を供えて御祈祷した後、「福は内」と各部屋ごとに豆をまきました。
金龍山瑞雲寺のある住所は、丸森町金山字鬼形という地名です。
鬼に関係のあるところですので「鬼は外」とは言わず「福は内」だけ言って豆をまきました。
そもそもなぜ地名が鬼形というのかと申しますと、金龍山の左側に鬼形山という山があります。
その鬼形山の頂上には鬼石という大きな花崗岩があることから鬼形となったようです。
そのようなわけで瑞雲寺では「福は内 福は内」とだけしか言わないのです。
鬼形山の鬼石についてはこちら
※丸森で「鬼」という字を使う地名は鬼形の他に大内の鬼ヶ柵があります。
節分の朝。地上数メートルの霧が幻想的です。
本尊様の前に供えられた豆
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