禅をきく会のお知らせ
2012.03.19 Monday
曹洞宗東北管区教化センターが主催する「禅をきく会」のポスターが昨日届きました。
参加費は各1000円です。講演会の後は坐禅の体験もあります。
詳しくは曹洞宗東北管区教化センターまで
平成24年度禅をきく会 −向きあう 伝える 支えあう−
配布物のお知らせです
2012.03.19 Monday
瑞雲寺からの配布物のお知らせです。
各地区のお世話人さまを通して、パンフレットと小冊子を配布しております。
パンフレットの方は「向きあう 東日本大震災」、小冊子の方は「しおり 曹洞宗檀信徒研修会」です。
パンフレット「向きあう 東日本大震災」では、震災を機に曹洞宗はこれからどのように向きあっていくべきかが書かれています。
小冊子「しおり 曹洞宗檀信徒研修会」では、坐禅の仕方・お経・曹洞宗について書かれています。
まだ、配布されていない方は、もう少しお待ち下さい。
パンフレットを配布するお世話人さまには、お忙しい時期だと思いますが御協力のほどよろしくお願い致します。
小冊子とパンフレット
明日からお彼岸です。
2012.03.16 Friday
お彼岸といいますと、「暑さ寒さも彼岸まで」あるいは、家族みんなでお墓参りというのが一般的ですね。期間としてはお彼岸は春分の日を中日として前後一週間行われます。
詳しいお彼岸の期間としては、明日17日から23日までのことを言います。お彼岸の中日と言うのは、17日と23日の真ん中の日、すなわち20日春分の日のことを言います。
お彼岸というとお墓参りをする期間のように考えられていますが、この「彼岸」という言葉には深い意味がございます。苦しみの多いこの世界を「此岸(しがん」というのに対して、苦しみのない悟りの世界を「彼岸(ひがん)」といいます。
お釈迦様は彼岸に到る道を波羅蜜(はらみつ・パーラミター)といい、「六波羅蜜」という六つの行いを教えています。
それでは、彼岸に到る六つの行い「六波羅蜜」とは何かと申しますと
一、布施(ふせ) 布施とは、施しをしても見返りを求めない。例えば募金をした際見返りを求めない心。
二、持戒(じかい) 持戒とは、仏教徒としての日常生活のきまり(戒)を守ること。
三、忍辱(にんにく) 忍辱とは、耐え忍ぶこと。怒りの心をしずめ、苦しみに打ち勝ってはじめて喜びと安心が得られる。
四、精進(しょうじん) 精進とは、善を行い悪を絶つ努力を継続的に行うこと。何が善で何が悪かは皆様の御判断にお任せします。
五、禅定(ぜんじょう) 禅定とは、坐禅をして心を落ち着かせること。
六、智慧(ちえ) 智慧とは、坐禅をすることによって生まれる宗教的叡智。
わかりづらい説明で申し訳ございません。
このお彼岸を機に、彼岸という理想の世界は遠く手の届かないところにあるのではなく、日常生活の中で六波羅蜜の一つでもいいので実行し悔いのない生活を送ることが出来れば少しでも近づくのではないかと思います。
瑞雲寺からのお知らせなのですが、今年は雪が多かったせいか墓地の一部に残っております。お参りする際はすべらないよう気をつけて下さい。
写真のような感じで雪が残っています。すべらないよう気をつけてお参りして下さい。
相馬にて復興祈願・供養に参加
2012.03.12 Monday
昨日、相馬市中村城の二の丸広場にて、3.11ワンコインプロジェクト復興祈願・供養が行われました。復興祈願・供養では、山伏修験道の秘法「柴燈護摩供養(さいとうごまくよう)」を関西・関東の僧侶の方々が集まり、全国の皆さんの願いが書かれた護摩木(ごまぎ)をお焚きあげされました。私は宗派が違うのですが、法螺貝を通して関西の行者さんから約一カ月前から参加しないかというお話があり参加することに・・。今回は特別山伏の服をお借りし法螺貝を吹鳴させて頂きました。
相馬というと、私は小学生の頃を思い出します。その思い出とは、毎年冬になるとなぜか中耳炎になるんですね。中耳炎の症状が出る夜というのは寝られないくらい頭が痛く辛いものでした。翌朝、学校へ行く前に父や母に連れられて旧荒川耳鼻科に通院したものです。また、耳鼻科の帰りバスに乗るために相馬駅へ向かう途中にあった古本屋さんに立ち寄るのが何よりもの楽しみでした。津波の被害があった松川浦は毎年夏になると海水浴、大人になってからは、大好物であった青海苔を買うついでに砂浜で法螺貝練習する場でもありました。
そんな私にとって思い出が深い地である相馬で、はるか離れた関西の行者さんから声をかけられるご縁に不思議なものを感じ参加した次第です。
護摩壇を造っているところ。私も手伝いました。
護摩壇完成!
白煙が立ち上るさまを見て、皆さんの願いが届くよう祈願しました。
護摩木をお焚きあげしているところです。私もどこかにいます。
2010年10月に撮影した松川浦の道路
私は今回、復興祈願・供養に参加して、亡くなられた方々を思い、そして復興を願う心で再出発することができれば、いつか心から笑える日が来るものであると1年を振り返って思いました。
柴燈護摩供養の様子が動画で見ることができます。