さようなら2012年
2012.12.31 Monday
今年最後のブログ更新となってしまいました。
大みそかといいますと、一般的に紅白歌合戦、年越し蕎麦、除夜の鐘が思い浮かびます。
私はというと、ドラマ「北の国から」のワンシーンが思い浮かぶのです。
そのワンシーンとは・・・
12月下旬、水道も電気も無い黒板家。家から離れている沢から水をパイプで引く作業が大詰めを迎えていた。
北海道の寒さは厳しく、パイプの途中で水が凍って出てこないのだ。
しかし、誰の助けも借りずにやり遂げようとする父・五郎の姿に純と蛍は感動する。
12月31日大みそか、ようやくパイプから念願の水が出てきた。
「父さんやったよォ!!水が出たァ!!」うれしさのあまり、駆け寄って五郎に抱きつく純の心に、反発していた父への尊敬と信頼の気持ちが芽生える瞬間だった。
その夜、家にテレビの無い純と蛍は、友達の正吉の家で紅白歌合戦を見に行った。
しかし、正吉の母親が帰ってきて楽しそうにしているのをガラス越しに見て、母親のいない純と蛍は紅白を見ずに帰ってしまう。
そんな純と蛍をみて、父・五郎は車で富良野の夜景が見える山に行った。
五郎「いいか?あの灯の一つ一つに、それぞれの大みそかを迎えている。たぶんそのうちの半分以上が、紅白歌合戦を見てるンだろう。でもな、そんなもン見なくても、大みそかはちゃんとオレたちにもある」
五郎「さァ、どなれ」
蛍「ウン。セエノオ」
三人「さようならァーッ。1980年ッ」
私は、このワンシーンが忘れられない。
さようならー1980年!
いい演技していますね。
紅白を見たり人それぞれの大みそかがあっていいところですが、私はそうはいきません。今夜、除夜の鐘があるのです。
どなる代わりに、一生懸命鐘を鳴らします。
さようならァーッ。2012年ッ!