梵鐘の思い出
2013.07.26 Friday
7月も下旬になり、学校は夏休みに入りました。
私が小学生の頃、自由研究というのがあり(今でもあると思いますが)、読んで字のごとく自由に研究し、夏休みが終わると体育館で発表しなければならないイベント?がありました。
ある人はカビの研究、ある人は家の前の交通量の研究、などなどユニークな研究をする小学生が多かったのを覚えています。
さて私はというと・・・なんと梵鐘の研究をしてしまったのです。
内容は、梵鐘の成り立ち、梵鐘のイボの数とその意味、伊具郡内の梵鐘のある寺院を訪れて実際に鳴らしての感想・録音など、まさに自由研究。もうなんでもありの世界です。よくぞ担任の先生も聞いてくれたものだと感心します。
今思うと、それだけ皆さんの寄付で造られた梵鐘に興味があったのだと思います。
今年の4月8日に鐘楼堂が暴風で倒壊してしまい、今でも梵鐘を鳴らす時間になると体が反応してしまう自分がいます。
何とか皆様の御協力にて梵鐘の妙音を聞ける日が来ることを切に願う次第であります。
梵鐘を録音したテープ
伊具郡内の梵鐘のある寺院
地区ごとではなく、標高で色分けした理由は、地形・標高が、梵鐘の音色にどのような影響を与えるのか研究したかったのですが、一人で鐘を鳴らして、遠くで聞くという事が不可能であることがわかりこのように中途半端な発表になってしまったのです。(※ちょっと考えればわかることですね)
瑞雲寺境内の遊具について
2013.07.20 Saturday
瑞雲寺境内にある遊具についてお知らせ致します。
バスケットゴール下にありました、鐘楼堂の廃材は撤去しました。
以前のように遊びに来て下さい。
バスケットゴール近くにあるガタガタすべり台についてですが、一部プラスチックが割れている箇所があり指を切る等の危険性がありますので注意して下さい。
旧金山保育所にあったガタガタすべり台
遊んだ方もだいぶ多いのでは?
経年劣化の為、一部プラスチックが割れている箇所があります。
遊具のメーカーが不明の為、修復しておりません。
3Dプリンターなら可能かもしれませんね。
ガタガタすべり台の下に色を吹きつけるスプレー缶が落ちていました。
アスファルトに落書きはやめて下さい。
ガタガタすべり台にも吹きつけられていました。
再びこのようなことがありましたら、警察に相談する予定でおります。
クリスタルチューナー
2013.07.19 Friday
クリスタルチューナーというアルミ合金で出来た音叉のようなものを数年前ある人を通じて手に入れました。
説明書を読むと「地球の振動周波数(8ヘルツ)の倍音(4096ヘルツ)に調律されたクリスタルチューナーで、水晶ポイントをやさしく叩くと、水晶に振動が伝わっていきます。このとき響く美しい音色(8ヘルツより9オクターブ上昇した振動周波数=4096ヘルツ)は天使界の扉を開く音といわれ、空間やパワーストーン、小物などを浄化させる作用があるといわれています。」とあります。
(水晶とクリスタルチューナー)
説明書に従って、クリスタルチューナーで水晶を叩くと、「キーーーン」と頭の中心部に響くような音が聞こえてきます。この音が、天使界の扉を開くかどうかはわかりませんが、自分にとって心地よい音なのは確かです。
ネットでは結構安い値段で販売しておりますので、気になった方は「クリスタルチューナー」で検索すると出てくると思います。
このクリスタルチューナーは外国製ですが、お寺にもたくさん音を出すものがあります。
木魚、太鼓、リン、法螺貝、手けい、木版、ハツ(シンバルのようなもの)、けいす、雲版、戒尺、鈴、梵鐘など瑞雲寺だけでこれだけのものがあります。
クリスタルチューナーの巨大版は、なんといっても梵鐘でしょう。
今をさかのぼること37年前の昭和51年、瑞雲寺の梵鐘は京都の岩澤梵鐘に再鋳致しました。
その当時のカタログによると
「梵鐘の第一条件は音響。
音響が良くなければ梵鐘の意味がありません。梵鐘が撞木で打たれた瞬間の振動数が一秒間に約百回、あるいは百数十回繰り返します。この振動数の事をヘルツといいます。・・・(途中省略)・・・梵鐘を打った時に起こる打撃音と、その音が約十秒前後残る高音とがあり、打撃音をアタリ、高音をオシ、余韻をオクリといっています。この三拍子揃ったものが梵鐘として名品であります。」
このアタリ(打撃音)、オシ(高音)、オクリ(余韻)三拍子揃ったものが瑞雲寺の梵鐘です。
また、梵鐘の音の事を「梵音」といいます。ゴオーンという音は悉曇(しったん)十二韻のaumに似ているからです。悪鬼がこのaumを聞けばその威勢に降伏し、人が聞けば煩悩を断じて菩提心をおこし、亡くなった方が聞けば苦を離れ成仏するといわれております。
梵鐘の説明を述べる限り、クリスタルチューナーの音が天使界の扉を開けるというのも、あながち嘘ではないと思います。
残念ながら瑞雲寺の梵鐘は4月8日の暴風により鐘楼堂が倒壊した為、地面に置かれている状況です。
何とか、皆様の御協力にて梵鐘の妙音を聞ける日が来ることを切に願う次第であります。
(岩澤梵鐘のカタログより)
瑞雲寺の梵鐘ができた経緯
2013.07.13 Saturday
4月8日、暴風の為に倒壊した瑞雲寺鐘楼堂。
8日以降、総代会・観音講の皆様と協議を重ねた結果、鐘楼堂は再建する事に決定致しました。
鐘楼堂再建するにあたり、なぜ建てなければならないのか?梵鐘の音が聞こえないところは関係が無いじゃないかと思われる方がいらっしゃると思いますので、瑞雲寺の梵鐘ができたいきさつをまとめてみました。
瑞雲寺の梵鐘は「夕焼け小焼け」の歌に歌われるように鳴らし続けられてきましたが、太平洋戦争に際し供出。
瑞雲寺三十二世(現在三十三世)の代に梵鐘再鋳の計画はあったようですが、諸般の事情により実現できなかったようです。
昭和五十年五月は瑞雲寺の梵鐘が応召され三十三回忌(※終戦の年を基準としていない)の年で、これを機に二度と戦争が無いように祈りを込めて梵鐘再鋳の発願しました。
昭和五十年六月十九日の檀徒役員会(総代会)において梵鐘再鋳・鐘楼再建が正式に決定。
同年十一月二十一日梵鐘・鐘楼奉納委員会において予算が決定。
昭和五十一年二月より大梵鐘再鋳・鐘楼建設が開始。
再鋳にあたり檀信徒の皆様に配った銅板に願い事を書いて頂く。
その銅板を住職含めて3人で京都の岩澤梵鐘に持って行き、鋳造の際、炉に入れました。
三ヶ月後の五月、瑞雲寺鐘楼堂が落成。
尚、梵鐘には「人類幸福・世界平和」と刻されています。
旧鐘楼堂
梵鐘は戦時の金属供出の為に吊るされていない。
正面から見た旧鐘楼堂
さるすべりの木から推測して小さい梵鐘であったことがわかる。
今でも残っていた願い事を書いてもらう銅板
梵鐘を鋳造する際に溶かされました。
昭和51年3月4日梵鐘火入れ式(京都・岩澤梵鐘にて)
皆さんの願いが込められた銅板が炉の中に入った時の写真。
今ある梵鐘は、皆さんの願いが込められているのです。
昭和51年4月20日梵鐘到着
ありし日の鐘楼堂と梵鐘。
昭和51年5月15日鐘楼堂落慶式
落慶式に参加された檀信徒の皆様
関東では明日からお盆
2013.07.12 Friday
東京で学生をしていた頃、7月中旬になると竹友寮(お坊さんの子弟の大学の寮)を通じて都内のお寺さんからお盆のお手伝いの依頼が来たものでした。
関東では明日の7月13日からお盆なのです。
関東に住んでいない私達は、8月のお盆までまだ早いんじゃない?と思う所ですが、当日になってあわてるより、今から心の準備をしていた方が余裕があって良いのではないかと思います。
新盆(初盆)(※平成24年6月26日から平成25年6月25日に亡くなられた方)を迎えられる方には、ハガキでお知らせしています。
お盆の準備については瑞雲寺HPを見て頂ければと思います。
大内の珍しい地名
2013.07.07 Sunday
今日7月7日は七夕さま
丸森町の大内に七夕という珍しい地名があります。
午後2時過ぎ、ようやく時間が空きましたので大内の青葉地区への用事のついでに、ずっと手前の七夕地区へ寄り道してきました。
車を置いて七夕バス待合所の写真を撮影していると、改良衣(※お坊さんの格好)で目立っていた為か、軽トラのおじさんが声をかけてくれました。
話を聞くと、「今日、県北の人が来て案内したよ」とのこと。
丸森の地名に興味を持ってくれる人がいて、何となくうれしく感じた一日でした。
国道113号線沿いにある七夕バス待合所
七夕バス待合所
バス停の中に入ると七夕地区の地名の由来が書かれています。
七夕西遺跡
七夕神社への案内
興味のある方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?