第3回 高齢者のつどい・朗読会

2015.10.31 Saturday

昨日30日に開催された金山まちづくりセンター主催、第3回高齢者のつどいの朗読会講師を務めてまいりました。

10時よりヘルスチェック。10時半からの保育所児童との交流会では、うた・ダンス・ふれあい遊びを楽しまれたようです。11時より約30分間、紙芝居二編、白隠禅師坐禅和讃(皆さんで音読)、椅子坐禅(約3分間)を行いました。私は寺の用事があったためここで帰りましたが、昼食では食19会の会員さんによる食事を楽しまれたようです。

私が担当した朗読会は約30分ちょっとという短い時間でしたが、参加者の方達と楽しく過ごす事ができました。

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第3回高齢者のつどい・朗読会のプログラム

雲の隙間からの光

2015.10.30 Friday

昨日の午後、大河原からの帰り道、次郎太郎山上空の雲の隙間より神々しい光が差し込んでいたので車から降りて撮影してみました。草思社発行「雲のカタログ」によると、雲の隙間からの光は光芒(こうぼう)あるいは薄明光線(はくめいこうせん)と呼ばれる現象で、特に珍しいということではないようです。

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写真の山は次郎太郎山

首座法戦式

2015.10.28 Wednesday

23日・24日の二日間にわたり、船岡の徳成寺さまにて首座法戦式(しゅそほっせんしき)ならびに三百六十回忌の法要に随喜(参加の意味)してきました。今回、私の配役は侍者(じしゃ)。わかりやすく説明しますと導師という和尚さんのお手伝いをする役です。

法戦式・法要ではとても緊張しましたが、それ以上に大変だったのが首座(しゅそ)和尚さんです。特に法戦式では力量を試される問答に自信をもって応えなければなりません。法戦式という言葉にもありますように、他の和尚さんと法と法との真剣な戦いです。法戦式に勝ち負けはありませんが、問答が終わった後の首座和尚さんの壁を乗り越えたような安堵の表情が印象的でした。


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徳成寺本堂

早くも雪虫を発見

2015.10.22 Thursday

冬が近くなったことを知らせる雪虫が、瑞雲寺の墓地を飛んでいました。
毎年11月過ぎに目をする雪虫ですが、今年は出てくるのが早いようです。

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服についた雪虫

次郎太郎山でのホラ貝練習が・・

2015.10.21 Wednesday

久しぶりに次郎太郎山山頂でホラ貝練習をしようと羽出庭を通って行こうと計画しました。
ところが、国道349号線の二つに分かれる道路(左・福島、右・大張)のところで通行止めになっていましたので、大張・耕野を通って、いなか道の駅やしまやさんがある道路に抜けました。近くの羽出庭大橋を通ろうにも道路が通行止めになっており、兜(かぶと)の橋を渡って羽出庭・次郎太郎山を目指しました。だいぶ遠回りになってしまいましたが、先月の台風の凄まじさを知らされたような気がしました。

羽出庭、廻倉を過ぎ、段田原峠の頂上から次郎太郎山に通じる道路を進みましたが、途中、崩れている箇所があり断念。車で行けませんので、頂上でホラ貝練習するのをやめました。頂上に行かずとも峠付近の見晴らしは最高にいいので、ちょっと登ったところでホラ貝練習をすることにしました。蔵王山が見える雄大な風景を見ながらの練習は室内とは違い、音の広がりを遠くに意識できる点でとても良かったと思います。

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道路のいたるところに大きな石が落ちていました。

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軽トラのタイヤらしき跡がありましたが、行くのを止めました。

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次郎太郎山の鉄塔
写真で見ると近い感じがしますが、歩いていくと結構遠いので山の中腹でホラ貝練習しました。

久しぶりの図書館

2015.10.20 Tuesday

10月下旬に開催される朗読会で行う紙芝居を選ぶのを兼ね、久しぶりに金山図書館へ行ってきました。

紙芝居の選択を終え、館内の本を読んでいると、金山図書館の広さがちょうどいいということに気がつきました。本の所蔵に限りがあることから規模が小さいことは欠点とみられがちですが、読みたい本をすぐに探せることはむしろ利点であると思いました。

他の図書館に比べて所蔵するスペースに限りがありますが、図書運営委員の一人としてどのような本を入れるべきか微力ながら協力・提案していければと思います。

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金山図書館内

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手書きが良いですね。

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こういう本を小学生の頃に読んでいたら今頃は・・・


おもしろい本を発見!

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小学校の授業で使用される「わたしたちの角田市と丸森町」
この本がおもしろい!

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この絵を見るだけで町内を散策したくなる魅力があります。

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昔の町並み

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鉄道馬車

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私が小学校の頃の「わたしたちの角田市と丸森町」

今と昔の町並みの比較、丸森と角田に馬車鉄道が走っていたこと、用水路の歴史、工場、橋、鉄道とバスの駅など、ページ数は少ないながらも豊富な写真で説明してあり、地元が好きになるきっかけを作ってくれた本でした。

今読んでもおもしろい「わたしたちの角田市と丸森町」の販売を希望します。

霧の風景

2015.10.17 Saturday

霧の出る朝は、太陽が昇るか昇らないかのちょっとした時間に風景がダイナミックに変化するところがいいですね。朝6時の梵鐘を鳴らし終えた後、東から太陽が昇ろうとした時、霧の中からお館山の山頂が見え出しました。太陽が昇り切ったところで、一気に金山の町が霧で覆われました。

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霧の中からお館山の山頂が見え出しました。

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金山の町が霧で覆われた時に撮影した太陽

トゲのある梵鐘

2015.10.14 Wednesday

トゲのある梵鐘をご存知でしょうか?

名古屋のお寺で修行していた時、あるお坊さんが「名古屋市内に不思議な形をした梵鐘があるんだよ」と、私に話をしてくれました。「不思議な形ってどのような形なんですか?」と尋ねると、そのお坊さんが言うには、その梵鐘にはトゲがあるらしいとのことでした。修行中は勝手に外に出る事は禁じられていましたので、トゲのある梵鐘を見ることなく、時とともに忘れてしまいました。

月日が経ち2011年、岡本太郎生誕100年を記念したアートのフィギュアが販売され、その中に「歓喜」と名づけられた異様な形をした梵鐘がありました。その形はまさに、名古屋のお寺で修行していた時、お坊さんに聞いたトゲのある梵鐘でした。

修行していた当時、見ることが叶わなかった私は、何とか梵鐘のフィギュア(定価400円)を手に入れることができました。

それでは普通の梵鐘とトゲのある梵鐘を比べてみたいと思います。

普通の梵鐘(瑞雲寺)

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梵鐘の基本形


こちらがトゲのある梵鐘

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「どうせ作るなら古今東西、いまだかつてなかったような形にしたい。鳴らなかったら勝手にしろ。ならばいっそ純粋な感動、造形をそのまま叩きつけてみよう。過去のキマリや、こちらの素直な情熱をはばむ、あらゆる制約、危険を蹴とばし、体当たりして闘ってこそ、ひらけるのだ。それにこうゆう一見無謀と思われる冒険をのりこえると、いいようのない自信が全身をみたしてふくれあがってくる。」(「原色の呪文」「梵鐘を作る」文芸春秋1968年)

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「宇宙を象徴するモチーフ。この一個の鐘に万物を濃縮するのである。それは仏教の教義の中でも広大な宇宙観である。『曼荼羅』の思想に通じる。鐘自体が曼荼羅であって、打ち鳴らすと、仏・菩薩・妖怪・人間・動物・宇宙全体が叫ぶ。もっとも灼熱的な部分は人間である。無数の角のように突き出した腕、宇宙に舞、身を躍らせ、絶対に向かって呼びかけ、手を差しのべる。迷いながら絶対に合一する。」(「原色の呪文」「梵鐘を作る」文芸春秋1968年)

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鐘の下部には、坐って瞑想する仏、動物、サカナ、妖怪、その他、つまり森羅万象のレリーフ。それを打ち鳴らす音色は、よろこび、悲しみ、苦痛、うめき声、それらがいいようのない振幅で響きわたる。」(「原色の呪文」「梵鐘を作る」文芸春秋1968年)


この梵鐘は現在、名古屋の久国寺様(曹洞宗)にございます。
自転車旅ではあろうことか通り過ぎてしまったお寺さんです。
今度名古屋に行くことがあれば行って鳴らしてみたいですね。

撞木の位置の微調整

2015.10.10 Saturday

梵鐘の音を左右する撞木(しゅもく)の位置を微調整しました。
以前は少し高めの音でしたが、今回の微調整によって低音が響くようになりました。
梵鐘は朝6時、夕6時に鳴らしています。
時間がありましたら聴いてみて下さい。

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瑞雲寺の梵鐘

達磨さん

2015.10.08 Thursday

3日前の5日は達磨忌(達磨さんの命日)でした。

達磨さんは、南インドの人で香至王の第三王子と伝えられています。般若多羅尊者(はんにゃたらそんじゃ)について坐禅修行にはげみ、高齢になってから中国に渡りました。その後、梁の武帝と面接。国の発展の為に仏教を利用した武帝と考えが合わず、洛陽の郊外にある少林寺(※少林寺拳法で有名)にて坐禅を行い、坐ること九年間にわたったといわれます。この行跡を面壁九年(めんぺきくねん)と呼んでいます。

その後、達磨さんの弟子慧可大師(えかだいし)が法を受け継ぎました。器から器へ水を移していくように各祖師方が法を受け継ぎ、やがて永平寺を開かれた道元禅師に伝わりました。

達磨さんの亡くなられた年には諸説あり、宇井伯寿著「禅宗史研究」によりますと、「北魏孝武帝の初年、梁の武帝中大通四年(532)示寂した」とあります。年は百五十歳といわれておりますが、不明な点は多いようです。

達磨さんといいますと、「ダルマさんが転んだ」「にらめっこ」などの遊びや、倒れても起き上がる「起き上がり小法師」という玩具が思い出されます。インド生まれの達磨さんが、まさか遠い日本で子供の遊びや玩具になって親しまれているとは思いもしなかったことでしょう。

今日は、達磨さんについてお話をしました。

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達磨さんの工芸品