小富士山山頂にはためくモノ

2016.04.30 Saturday

金山の町を見下ろすようにそびえている小富士山。以前に比べると山頂が何となくスッキリしたような感じがします。その小富士山の山頂に何やらはためくモノが見えるではありませんか。一体何なのか見てきました。

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ここから登りました。

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矢印のように進みます。

小富士山山頂

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なんと山頂には旗がはためいていました。

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金山の町を見守るお地蔵さま

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小富士山山頂と書かれた黄色の旗

登るたびに変わっていく小富士山山頂でした。

磨きあがったホラガイ

2016.04.24 Sunday

3.11の震災直前まで磨いていたホラガイが、5年経った今年の4月3日(お釈迦様の誕生日の後)に、やっと磨き終えることができました。

震災直前まで磨いていたホラガイを見ると、当時の様子が思い浮かんできて手に取ることができない自分がいました。5年という一つの区切りが磨き途中のホラガイと自分を向き合わせ、3月下旬から始めて4月3日に終わらせることができました。

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やっと磨きあげたホラガイ

磨き終わったのと同時に、熊本の親戚が久しぶりに宮城に来ました。ちょうどその頃は桜が満開で、親戚一家は丸森の自然を満喫したようで私もうれしかったです。親戚が帰って数日後の14日に熊本の震災。九州はあまり地震が無い地域だと思っていただけにニュースで被害の様子を見た時、5年前の3.11の出来事が私の脳裏によぎり、改めて自然災害の恐ろしさを知らされた思いです。亡くなられた方、被災された方、避難されている方々には心よりお見舞い申し上げます。

親戚の叔母にメールをしたところ、建物の中は怖いので車中泊しているとのこと。早く余震が収まってもらいたいと思っても、自然が相手だけに何もできない自分に苛立ちを感じました。自分にできることはたかが知れていますが、少しでも協力できればと思います。

いつか、復興した熊本で磨き上げたホラガイに吹き口を付け、雄大な阿蘇山や熊本城で思いきり吹いてみたいものです。

多羅葉

2016.04.20 Wednesday

18日午後2時過ぎ、丸森町文化財友の会の方々が来山。
瑞雲寺の創建の事、建物の特徴、町指定文化財、寺にある古いものの説明をしました。帰り際に創建当時に植えたと言われる多羅葉樹の説明をして終わりにしました。

多羅葉樹(たらようじゅ)とは

本当の多羅葉樹とは、オオギヤシのことで梵語ではターラと呼びます。インド、ビルマ、スリランカの平原地帯に自生または植栽され、マレーシアから東南アジアに広く分布しています。樹高は30メートル、樹幹直径90センチに達する大木になります。

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オオギヤシことターラの木

古代には葉を乾かして紙の代用にしたものをバイタラヨウ(貝多羅葉)と呼び、経文にも書かれ、日本の法隆寺にも伝来されています。(※「仏典の植物 満久崇麿著 八坂書房」参照)

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法隆寺に伝わる貝多羅葉

葉の裏に文字が書ける性質が似ていることから、日本のモチノキ科の木の名前は「多羅葉樹」となったとされています。「葉書」の語源ともなった木で「はがきの木」として有名です。このような名前ですから、葉の裏に郵便番号・住所・氏名を書いて切手を貼れば配達をしてくれるとのことです。

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葉の裏に文字を書いてみました。

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境内にある多羅葉樹

瑞雲寺に来山されましたら、多羅葉の葉を探してみてはいかがでしょうか。

枝垂れ桜

2016.04.19 Tuesday

金山の桜が散った中、今が満開の桜があります。
昨年は17日頃、おととしは23日頃が満開でしたので、大体咲く時期は例年通りですね。
この枝垂れ桜が散り始めると、本格的な緑の季節に入ります。

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枝垂れ桜

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枝垂れ桜から見えるお館山

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山々に目をやると山桜が満開でした。

観音様の祭典

2016.04.18 Monday

本日は、金龍山瑞雲寺観音講の祭典でした。朝早くからお手伝いに来られた講員の皆様方には感謝申し上げます。10時55分より「私の見たインド」と題して、副住職である私がインド仏跡巡礼(第6教区主催)に行って来たお話をしました。今日は朝から天気も良くカラッとしていましたので、御祈祷始まりのホラガイも綺麗な音を出すことができました。(※ホラガイは湿度が高かったり、温度が低いと音が濁ってしまうので、唇の調整が大変です。)

10時、観音堂において御祈祷。
10時半、本堂にて仏祖諷経。
10時55分、副住職による講話(題名:私の見たインド)
12時10分、観音講総会

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桜が散った後の祭典は珍しいですね。

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祭典の流れ

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観音様祭典の幟

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観音堂前で焼香する方々

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講話はプロジェクターを使用しました。

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お釈迦様の一生を描かれた絵も使いました。

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インド仏跡巡礼の旅で購入した仏器。
左から、ホラガイ、シンギングボウル、ティンシャ、ガンジス河の水を入れる壺、鈴

梵鐘の撞木の微調整

2016.04.14 Thursday

昨年の10月に梵鐘の撞木の微調整をしましたが、半年も経つと金具がずれて音の響きが悪くなってきました。本日、修理が上手なMさんとHさんが午前中に来山。撞木が梵鐘の撞座に当たって良い音になるよう、金具やボルトの増し締め等の調整をして頂きました。午後5時に梵鐘を鳴らしたところ、音に深みがあってとても良い響きでした。これからも朝夕、一生懸命に鳴らしていこうと思います。

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調整を終えた撞木と梵鐘

お釈迦様の誕生日

2016.04.08 Friday

P1040495.jpg今日4月8日はお釈迦様の誕生日です。

お釈迦様は、母親であるマーヤ夫人が、白いゾウが天から降りてお腹に入る夢を見て懐妊されました。そして、無憂樹(むゆうじゅ:マメ科)の花が咲くルンビニ園で、マーヤ夫人の右脇よりお生まれになりました。

お釈迦さまが誕生されたのを見て、竜は天から降りて香り高いお湯と水を灌いで産湯につかったといわれています。その後、お釈迦様は立ち上がり、右手を天に、左手を地に「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」ととなえられたと伝えられています。

意味は、私たち一人一人の存在は非常に尊い存在でありかけがえのないたった一つの命をもっているということです。我とはお釈迦様お一人のことではなくすべての人々が尊い命をもっているということを教えているのです。

瑞雲寺では、午前10時にお釈迦様の誕生日である「降誕会(ごうたんえ)」の法要を行いました。



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仏伝図「誕生」東京国立博物館
マーヤ夫人の右脇より仏陀が生まれたというレリーフ

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仏陀の誕生 法隆寺献納宝物 東京国立博物館
上の写真と同じく、マーヤ夫人の右脇より仏陀が生まれている。

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1981年1月20日発行の切手

鬼形地区の桜

2016.04.08 Friday

丸森には桜の名所がたくさんありますが、金山の鬼形地区も負けてはいません。
面積の狭い地区ですが、散歩ついでに撮影してみました。

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瑞雲寺観音堂前の枝垂れ桜

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瑞雲寺境内にある遊具のそばの桜

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渓水寺の枝垂れ桜。これは見事。

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下から見上げたところ。

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佐野製糸場の工女がお花見をした桜公園

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佐野製糸場の跡内の桜

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正面には金山神社の桜が満開でした。

桜が咲きました。

2016.04.05 Tuesday

今年は梅の開花が早かったので、桜の開花も早いのかと思いきや、昨年のブログを確認してみると例年通りでした。昨日は雨が降ったおかげなのか、今日は空は抜けるような青さで、天気はカラッとしてとても過ごしやすかった一日でした。

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瑞雲寺境内に咲いた桜

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モクレンと桜

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カタクリ

平成28年度「禅をきく会」のお知らせ

2016.04.04 Monday

曹洞宗東北管区教化センターが主催する平成28年度「禅をきく会」のポスターが届きました。
参加費は各500円です。

詳しくは曹洞宗東北管区教化センターまで

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