犬の石碑に想う
2016.08.20 Saturday
この前はお盆の棚経で大内地区を巡っている時に、犬の石碑を撮影したことをお話しました。みなさんご存知の通り、丸森町内には猫を始め、鶴、蛇、魚、蚕、馬、珍しいところでは狼などの石碑がございます。
これらの石碑は、石工さんが適度の石を見つけ、運搬し、槌と鏨で彫るという大変な作業があって建っているわけです。もちろん依頼する方もお金がかかって大変です。この造る方もお金を出す方も大変な石碑を建てるという行為は、人が動物に対する最大の供養と感謝の表れであるといえましょう。今回のお盆で犬の石碑と対面して良かったことは、丸森の人々の動物に対するやさしさが感じられたところでした。
町内にはたくさんの石碑がありますが、おそらく車に乗っている方は全く意識することは無いでしょう(※逆に道端の石碑を意識していたらわき見運転で危険です)。たまに散歩や自転車に乗って出かけた際、石碑を見かけましたら過去の遺物とは思わずに「猫の石碑があるということは養蚕が盛んな所だったんだな」「馬頭観世音と彫られていることは、この道は馬が行き来していたのかな?」等、昔の丸森に思いをはせてみるのも面白いかもしれません。
大内地区の犬の石碑
インド仏跡巡礼の旅 番外編
2016.08.16 Tuesday
インド仏跡巡礼の旅番外編では、私がインドに関して興味を持ったものを写真で紹介したいと思います。
瑞雲寺のヒンズーの神々
真ん中が韋駄天さん(スカンダ)、左が聖天さん(ガネーシャ)、右が大黒さん(マハーカーラ)
インドのトイレ
ホテルのトイレ
観光地のトイレ(紙は無い)
前正覚山にある扉・天井無しトイレ
インドの自動車
マルチスズキのスイフト
マヒンドラ社のスコーピオ
名前はわからない
TATAのトラック
マヒンドラ社のスコーピオ(新型)
同じくスコーピオ(新型)
インドの乗り物
オートリクシャ―
客を乗せる自転車
バイク
トラクター
三輪バイク
以上、インド仏跡巡礼の旅番外編でした。
新盆のお知らせ
2016.08.09 Tuesday
ハガキでもお知らせしましたが、8月13日から20日にかけて新盆を迎えるお宅に伺い読経する予定です。(※新盆とは平成27年6月26日から平成28年6月25日に亡くなった方)極端に朝早かったり、夜遅くに伺うことはございません。
お仕事で家にいない等、都合の悪い方は電話かハガキでお願い致します。
日中は留守にしているが、夕方なら大丈夫という方は、13日から15日の18時から本堂で行う施食供養にいらしてください。施食供養に出られた方のお宅には伺うことはございません。
お盆の準備についてはこちらです。
新仏の霊が迷うことなく家に帰ってくるように目印とした高燈籠
インド仏跡巡礼の旅 第7日目(2月21日)
2016.08.08 Monday
インドの高速道路(アグラ〜ニューデリー)
専用車で高速道路を利用し、インドの首都デリーに向かう。高速料金が高いせいかあまり車が走っていない。だが、自転車が走っているのはどういうわけだろうか。インドという国は謎だ。日本の常識で考えない方が良いのかもしれない。
アグラ〜ニューデリー
高速道路に自転車
パーキングエリアでトイレ休憩
高速道路から見えた建設中のマンション
ニューデリー市内
草原のような風景から徐々にデリーに近づくにつれ建設中のマンションが多くなってきた。料金所を過ぎ、デリー市内に入ると車の数がぐっと増える。ホーンを鳴らすのを規制している為か、地方と違って静かだが、追い越す車を見ていると運転は相変わらず荒い。
ニューデリーの道路
市内で信号待ちしていると、フルーツを持った子供、風船売りのおじさん、変わったところでは女装したごつい男が何かをしている。聞く所によると喜捨を求めているとのことだが、インドは自分の予想を裏切る点で全く飽きない国だ。
歩道を見ると、少年が帽子に付いた紐をブンブンとまわし肩が柔らかいという芸を見せている。車が動き出してもなお、走りながら芸をしている少年にインドへ来てはじめて喜捨したいと思った。しかし専用車の窓は鍵が無く開けられない。しかたがないので、少年に向かって手を振ったら、笑顔で返してくれた。
世界遺産クトゥブ・ミナール
昼食を食べた後、クトゥブミナールを見学。かなり大きな塔で、高さ72.5メートルに及ぶ。昔は上まで行けたそうだが今は保護のためダメだという。塔の先端と飛行機が飛んでいるツーショットの撮影ができるなど、なかなかいい所だ。この塔の他に園内には錆びない鉄柱があり、記念撮影を行った。
昼食を食べたレストラン
クトゥブミナール
1199年に造られたという。凄い技術だ。
錆びない鉄柱
文字が彫られていた。
錆びない鉄柱とクトゥブ・ミナール。どちらも凄い技術だ。
デリー国立博物館
今日は日曜ということもあり、来館者がかなり多く、やっとのことで入場することができた。一人一人には日本語で案内するヘッドフォンが貸し出される。展示物の横にある番号を入力すると案内する仕組みだ。館内は撮影が自由だが発光は禁止。
デリー国立博物館
ジャイナ教の像、ヒンドゥーの神像を見ていると、日本の観音観世音菩薩立像は明らかにインドから伝わったことがこの博物館に来館して理解することができた。興味を持ったのはシャンカ(法螺貝)を持った像が意外と多かったことだ。また、ピプラワ出土のお釈迦様の舎利(※お骨)に手を合わせることができたことは、遠い日本から来たかいがあったというものだ。
お釈迦様
ヒンドゥーの神像
ヒンドゥーの神像
左手にシャンカ(法螺貝)を持っている。
こちらは坐像の下にシャンカ(法螺貝)
舎利塔(お釈迦様のお骨が収められている)
舎利近くにはチベット密教の仏具・宝具がありシャンカ(法螺貝)やティンシャ、トランペットのようなものが展示されており、一度吹いてみたい思いに駆られた。一番印象に残ったのは、お釈迦様の一生が象牙に彫られている展示物で、一場面一場面がとても細かく彫られている。寺にも一つ欲しい所だが、写真撮影だけにとどめた。
シャンカ(法螺貝)
チベットのトランペット
ティンシャ
お釈迦様の一生が象牙に彫られている。
スジャータの供養
成道
最後は日本食レストラン
博物館見学も終わり、インドの旅行も終わりに近づいてきた。最後は日本食レストランに入る。締めは日本食ということだ。店内はインド人が結構いる。ビールは腹を壊しかねないので養生してマンゴーラッシーを頼んだ。店内に流れる二胡による日本の曲が郷愁を誘い、この一週間の旅行が走馬灯のように思い出す。お腹を壊したり、車で600キロの移動があったりというトラブルもあったが、とても楽しい旅行だった。
インドの凱旋門
日本食レストラン「フジヤ」
インドから日本へ
日本食レストランを後にしデリー空港に到着、ジャマールさんとお別れだ。一週間という長丁場でガイドをして頂いた。デリー空港で出国の手続きを行う。パスポートの検査では「ナイスガイ」と言われ「ユートゥー」と返した。冗談でもこういうやり取りが楽しい。無事、手続きが終わり出発までの約2時間、免税店でお土産を買う。値段を見ると結構な値段がする。ちょっと値は張ったが仏像とガネーシャ像(※ともに5センチぐらい)を購入した。
インドから日本へ
出国は夜中の1時25分。帰りはジェット気流の関係で約7時間で成田空港に到着。昼食を食べた後、入浴していなかったので、空港内にあるシャワーを借りて時間を過ごす。
18時30分、成田空港から仙台空港へ。19時40分、仙台空港に到着。その後、皆さんとお別れして車で帰宅。日本に帰ってきての第一印象は、とにかく道路が綺麗だということだ。丸森の田舎道でもゴミがほとんど落ちていないことに驚いてしまった。当たり前だと思っていたことが、実は素晴らしいことなのだと旅行から帰って気づいた。