第2回かねやま結び塾 その2
2018.07.31 Tuesday
鶴供養碑・猫神碑
青葉の坂を進み、開けた場所が黒佐野です。この地域には昔は鶴が飛来していたようで、その名残としての供養碑が建っています。鶴供養碑は嘉永3年(1850年)の石碑で、他に岩城、東福田にも鶴供養碑が建っています。(※鶴供養碑を巡った時のブログ)
黒佐野の鶴供養碑のいわれ
「昔、土地の猟師が丹頂鶴を撃って病となり、祈祷師に拝んでもらうと地蔵様と鶴の供養碑を建てると病は治ると言われて建立した。また、鶴と思って撃ったのは、日頃殺生を止めるように言っていた自分の娘であった。猟師は罪を悔いて諸国行脚の旅に出て、数年後この地に戻り、地蔵様と供養碑を建てた。」(※バスの中で頂いた資料から抜粋)
鶴供養碑
猫神三体
愛敬院
お不動さんの名前で親しまれている修験道のお寺です。二つの鳥居を抜けた後、そびえ立つような茅葺の山門が印象的です。本堂前でお参りをした後、裏手にある重軽石へ行き、石が重くなったり軽くなったりするのに多くの方が驚きの声をあげていました。
愛敬院山門
愛敬院本堂
重軽石
境内にある猫の石碑
馬蹄石
阿武隈ライン舟下り
私が中学生の頃に乗って以来の舟下りです。外は暑かったのですが、舟に乗ると水面が近いせいか涼しく感じました。船頭さんの説明では、この阿武隈ライン舟下りは昭和39年に始まったとのことで宮城県で唯一の舟下りだそうです。
ここから船に乗ります。
地上と違って水面は涼しく感じました。
弘法の噴水
昭和61年8月5日の洪水の水位
対岸の道祖神(女)
阿武隈急行の鉄橋
椿巻。船頭さんがおっしゃるには、この辺りが深いそうです。
新丸森橋と鹿狼山。手前の山はお館山
阿武隈ライン乗船場に到着
自分の車で運転して見る丸森の風景と、バスの窓から見える丸森の風景が違って見えたことに新鮮さを覚えました。今回の史跡巡りを通じて、参加者の皆様方も丸森の魅力が深まったのではないでしょうか。
総距離約40kmの史跡巡りでした。