お釈迦様の誕生日
2020.04.08 Wednesday
今日4月8日はお釈迦様の誕生日(※花まつり)です。
お釈迦様は、母親であるマーヤー夫人が、白いゾウが天から降りてお腹に入る夢を見て懐妊されました。そして、無憂樹(むゆうじゅ:マメ科)の花が咲くルンビニーの花園でお生まれになられました。
デリー国立博物館の象牙に彫刻されたマーヤー夫人と白い像(※インド仏跡巡礼の旅 第7日目にて)
お釈迦さまが誕生されたのを見て、竜は天から降りて香り高いお湯と水を灌ぎ、その産湯につかったといわれています。その後、お釈迦様は立ち上がり、右手を天に、左手を地に「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」ととなえられたと伝えられています。
意味は、私たち一人一人の存在は非常に尊い存在でありかけがえのないたった一つの命をもっているということです。我とはお釈迦様お一人のことではなくすべての人々が尊い命をもっているということを教えているのです。
ムラガンダクィー寺院の釈尊降誕図(※インド仏跡巡礼の旅 第5日目にて)
ムラガンダクィー寺院
ムラガンダクィー寺院の壁画は日本人の野生司香雪という方が描かれたものです。お釈迦様がお生まれになり七歩歩く様子は蓮の花で表現されています。お釈迦様の像を造ることがおそれおおいといわれた時代には足跡で表現されていたとインド人ガイドの方は説明しておりました。
デリー国立博物館で展示してあるお釈迦様誕生のレリーフ。四人が持っている布の足跡がお釈迦様を表現しているとのことです。
お釈迦様の誕生日にあたり、瑞雲寺では午前10時30分にお釈迦様の誕生日である「降誕会(ごうたんえ)」の法要を行いました。
真ん中の黒い像がお釈迦様
お釈迦様の誕生日である花まつりにふさわしく、境内の桜は満開でした。