撞木の調整

2020.05.31 Sunday

瑞雲寺では朝6時と夕5時の2回梵鐘を鳴らしております。梵鐘を鳴らす木のことを撞木(しゅもく)といいます。撞木はどんな木でも良いというものではなく、棕櫚(しゅろ)の木が良いとされています。瑞雲寺の撞木も棕櫚の木を使用しております。

 

朝夕と鳴らしていますと、留め具のがたが出てきます。ここ最近音が変な感じでしたので、留め具の部分を見てみますと隙間が出ていたり、ボルトが緩んでいたのを確認しました。午前中、道具を持って調整し増し締めを致しました。

 

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梵鐘を鳴らす撞木

 

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だいぶがたが出てきているようです。

 

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道具を使って調整しました。

 

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梵鐘の内部には寄附された檀信徒の皆様の名前が彫られています。

 

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梵鐘外観

令和二年度読書感想文

2020.05.31 Sunday

昨年の台風19号による被害、今年に入ってコロナウイルスによる外出自粛等、厳しい状況が続く中、小学生8名の読書感想文の応募がありました。

 

まちづくりセンターより、応募された読書感想文のコピーが入った封筒が届き、早速読ませて頂きました。今回は大変な状況の中、じっくり本を読んで感想文を書いて頂いたことに頼もしさを感じました。

 

本を読み自分の考えを原稿用紙にまとめるというのは、なかなか大変なことです。いつもですと優秀作品を選考し、まちづくりセンターのホールで表彰しておりました。今回はコロナウイルス感染拡大防止の為、式は執りおこなわず図書カードを贈ったとの報告を受けました。

 

来年も本をたくさん読んで感想文を応募して下さい。

金山図書運営委員会一同、楽しみに待っています。

さなぎから脱皮

2020.05.31 Sunday

昨年の台風19号の後、見慣れない蝶のさなぎがあちらこちらに見かけたことをブログ(※昨年の11月)に紹介しました。あれから約7ヶ月後、まだ脱皮しないのかさなぎに触れてみますと、すでにもぬけの殻となっておりました。近くのつつじを見ると黒い蝶(ジャコウアゲハ)がたくさん飛んでいます。おそらく無事に脱皮できたのでしょう。地を這う幼虫からさなぎ、そして、空を飛ぶ成虫に変身する蝶の生態に興味を持った一時でした。

 

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もぬけの殻になったジャコウアゲハのさなぎ

 

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つつじの蜜を吸っているジャコウアゲハ

新緑の空

2020.05.05 Tuesday

今日はとてもすがすがしいお天気でした。空を見上げるときれいな雲がたなびいていましたので撮影してみました。

 

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本堂の上空の雲

 

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鐘楼堂にて

 

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金山の町方面に伸びる雲

創建562年目

2020.05.01 Friday

瑞雲寺は室町時代の長禄二年(※1458年)に創建されて562年目に入りました。

 

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瑞雲寺本堂

 

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以前の瑞雲寺本堂

 

金龍山瑞雲寺は室町時代の長禄二年(1458年) 瑚海仲珊禅師(こかいちゅうさんぜんじ、新潟県村上市、耕雲寺四世)が伊具郡丸森町金山の地に足を踏み入れ、耕雲寺の末寺として金龍山の中腹を整地し寺院を建立したのに始まります。

 

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宮城県仏教史より

 

その後、天正の頃に本堂がひどく荒廃し、伊達陸奥守藩士中島伊勢守宗求公(瑞雲寺中興開基)が建物を修繕。そして田畑を寄進し中島公の菩提所として維持されました。元禄の頃に本堂の大修繕が施され今に至ります。現在は本堂を中心として衆寮、庫裡、鐘楼堂、観音堂の建物配置となっております。

 

上空から見た建物の配置

 

瑞雲寺の南側一段高く眺望のよい所にかつてお堂があり、中島家代々の御位牌が安置されていたといわれています。このお堂には金泥が塗られて燦然たる光輝を放ち、世間の目を奪ったといわれていますが、明治九年(1876年)原因不明の失火により灰燼に帰して金山の一美観を失ってしまいました。現在はお堂を囲む石のみが残っています。

 

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かつてお堂があった所

 

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お霊屋からの見晴らし

 

境内には、髪の毛を供養した全国でも珍しい「頭髪供養碑」。かつて生糸の産地だったことを物語る「猫供養碑」。開山当初からあるといわれている古木「多羅葉樹」「百日紅」を見ることができます。

 

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養蚕が盛んだったことを今に伝える猫神様

 

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多羅葉樹

 

瑞雲寺には末寺が三ヶ寺あります。大内の長泉寺(九世開山)、柴田町船岡の大光寺(十世開山)、金山の渓水寺(十五世開山)があり、丸森町の一寺院として今日に至っております。

 

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長泉寺(大内・田辺)

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大光寺(船岡)

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渓水寺(金山・鬼形)

 

最後までお読み下さりありがとうございました。

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